寒さ暑さに対して逃避するのでなく
かえって積極的に行うことによって寒暑二つに安住するという思想は
禅語の〈寒は寒殺,暑は熱殺〉に通じるものがある・・・なんてのはおいといて
あれは昨年の盆前だった
袋竹刀で剣術の稽古をしている時に小手を打たれた
いや寸止めだったがスパッと手首を切り落とされたと思った
稽古が終わり月あかりだけの道場を振り返ると
私の手首がゴロゴロ落ちている錯覚に陥った
そしてその日の汗は冷たかった
細部に目を向ける「虫の目」 全体を俯瞰してみる「鳥の目」 術の生い立ちや先人たちの思想を知るための「歴史の目」 ほかにも「他者の目」などありますが 「後の先」で始まる杖術には 武蔵が説いた「観見二眼」の考え方も欠かせないのではないか 相手と合わせるその瞬間の意図や気配を見て捉える...
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