2023年8月17日木曜日

杖道は形稽古

 杖(仕杖)と太刀(打太刀)とが相組み、必ず仕杖が打太刀を制する形の稽古です。

「実際に打ち合うのではないから」「形(かたち)だけを覚えれば良いから簡単」「実戦では役に立たない」なんて揶揄される。

でも剣道の高野佐三郎範士が説いた、形精神は、打つ部位は一応の約束ごとであって、剣道形を実施する時の心得や技遣いの本意は「どこからでもこい」「どこに来ても応ずる」という千変万化の応用にある。に相通じると思います。



それはジャズでいうところの「インタープレイ」と同じ。

複数のプレーヤーが、互いに感覚・感性やイマジネーションを刺激し合い、刻々と変化するその瞬間において「競合、共鳴、調和もしくは反発」を繰り返しながら「一瞬のサウンド」を、瞬間的に「煌めき」にする事と。

それには、互いに意識して繰り返すこことで、再現性を高める状態を日々大切にしているからではないのか?



先日の試合で、乱れ留で太刀を打ち落とした。

すかさず打太刀は目線を離さずに太刀を拾い、正面に切り付けてきた。

流石だと思った。

0 件のコメント:

コメントを投稿

第60回全国杖道大会

  前回の59回大会の無段の部で優勝した 荒田獅竜くんが 今回は初段の部で準優勝でした 趙雲子龍が乗り移った戦う姿は 感動ものでした。 で 出場した私含む他の4名は2回戦敗退 鍛錬足らずでした・・・