2025年5月30日金曜日

杖道で皮肉骨事

 下地の生得のありて、をのづから上手に出生したる瑞力の見所を、骨とや申べき。

舞歌の習力の満風、見にあらはるる所、肉とや申べき。

この品品を長じて、安く美しく極まる風姿を、皮とや申べき。



世阿弥の能楽論書「至花道」にある考え方を用いて

骨は生得の素質、肉は稽古のよって身に付いた力量、皮は至上の芸風における優雅な美

その3つが揃ってこそだと、そんな考え方があった。



いい師匠につき教わることで優雅な美は得られるのなら

生来の素質は稽古により補えるはずだ

だからまず稽古稽古かな・・・

0 件のコメント:

コメントを投稿

杖道で皮肉骨事

 下地の生得のありて、をのづから上手に出生したる瑞力の見所を、骨とや申べき。 舞歌の習力の満風、見にあらはるる所、肉とや申べき。 この品品を長じて、安く美しく極まる風姿を、皮とや申べき。 世阿弥の能楽論書「至花道」にある考え方を用いて 骨は生得の素質、肉は稽古のよって身に付いた力...